木造住宅の解体工事の注意点という事で、実際私もそうだったのですが、既存の建物を解体するにあたって解体工事の相場や、注意した方がいい点だったり全然わからないと思うんです。
なので今回の記事を読めば、解体工事の実際のかかる費用であったり、注意点などの疑問点を解消できるかと思います。
筆者は親族から譲り受けた土地を解体し更地にした上で、埼玉県民共済住宅にて住宅を建設予定
本記事は以下の人におすすめです
・解体工事を考えている人
・解体工事の注意点や相場をしりたい
木造解体工事の相場を把握する
木造の解体工事の相場を把握するという事。この事に関して過去の記事で実際に解体工事に掛かった費用と合わせて詳しく解説しているのでよかったら参考にしてみてください。
解体工事費用の相見積もりを取る
実際に私も見積もり一括サイトを利用して、6社程に見積もりを取ってもらいました。結構面白いもので一番安いところで150万。高いところで230万と金額の幅がすごいんですよ!!
なので1社だけ見積もりを取ってやるとなると、この自分の家が大体どの程度で解体できるのかという相場感がわからないので、相場より高く契約してしまったり、あまりにも安いところと契約してしまったが故に雑な工事をされてしまったなどの問題が発生してくるわけです。
なので相見積もり取ることを私はお勧めします。そこで手っ取り早いのが見積もり一括サイトです。すごい便利ですし、無料で使えるのでぜひ使用してみてください!!私も一括サイトを利用して解体工事を行いました。
見積もり一括サイトでは見積もりは、そのサイト内で送られてきます!!私はこの業者と契約しようと決めた後に、紙媒体での見積書が欲しかったので依頼して見積書を紙媒体でもらいました。
一括見積もりサイトのメリット
・一括でできるのですごく楽
・自分で解体業者を探す手間が省ける
・実際にその業者を使った方の評価やクチコミがあるので、悪徳業者は少ない(注意点あり)
実際に私のような例もありますので評価やクチコミをそのまま鵜呑みにしすぎるのは危険!参考程度に!!
解体工事の見積もり事は立ち会いをせよ!
忙しくて立ち会いができない、遠方のため厳しいなどの事情があるのは別として、できるだけ立ち会って見積もりをもらった方がいいです!!
立ち合いの際に、会話の雰囲気、身なり、質問への受け答えやどういうところを見ているのか等。多少なりとも会話をすることで、その業者が適正に解体工事を行ってくれるかの判断材料にもなり得るからです。
結構めんどくさいですがここは妥協しない方がいいと私は思います!
なぜかと言いますと、それは私が実際に立ち合いの際に行われた会話で説明がつくと思います。
一つご相談なんですけど、家にある大きい石ってどうします?捨てます??
はい。処分でお願いします。
費用をもう少し安くする方法としてこの石(川にあるような大きな石が20個程)たちを解体工事の際に地中に埋めてしまうっていうのはどうです?そっちの方が安くなりますよ!
え・・・いや、それ家建てる時に建築障害になってまた後から処分する必要あると思うんですけど
更地にして売る予定なんですよね??石なので自然埋蔵物として言えば別になにも問題ないと思います。
え、いや、ここに私の住宅を建てる予定なんですが・・・
あっ・・・じゃ処分した方がいいですね
要するに、契約を取りたい→その為には安く提示する必要がある→安くする為に良い方法ではないが地中に石を埋めてしまおう→そうすれば石の処分代を浮かすことができて安くできる。とういうことです。
いやー本当びっくりしました。まだ事前に防げたからよかったですけど、立ち会いをせずにその業者に依頼してたらと考えるとゾッとします。
おそらくこの業者は私が更地にするものだと思い込んでいて、売った後なら大丈夫っしょ!!的な考えだったんでしょうね〜 この後一応見積りをもらったのですが、値段は安く、たしか150万くらいでした。
ちなみにこの話を別の日に立ち会った業者に話したら、え・・・ありえないでしょそれ・・って絶句してましたね。笑
解体工事では隣のフェンスに注意せよ!
これは実際に私がめちゃくちゃ苦労しました・・汗
この項目は、前提として解体工事で建物だけではなく、隣家との間に立っているフェンスも解体しようと考えている人向けです!
具体的に言うと、隣地境界線越しに立っているフェンスに注意しろ!という事です。つまりどういうことかと言いますと、まず隣地境界線について解説します。
隣地境界線とは・・・ある土地と隣の土地との境を示す線のことをいいます。じゃどうやってその線を引いているかと言うと、この画像のような物が隣の建物との境にあると思います!(ない場合もある)

こういうやつです!!結構みたことある人いるんじゃないでしょうか??
この矢印に沿って線を引いたものが隣地今日堺線になります。この隣地境界線上にフェンスが立っていると、とても厄介なのです・・・・
実際、私が解体した建物は両脇が隣地境界線上にブロックのフェンスが立っており、しかも片方は空き家、もう片方はアパートに面しているフェンスでどちらも老朽化しており、壊して新しいのにした方が良いのは目にみてわかる状態でした。
どう厄介かと言いますと、隣地境界線上にフェンスがある。
ということはそのフェンスの半分は隣の所有物と言う事になるのです。なので相手型の許可があって、初めてそのフェンスが壊せるわけです。半分のフェンスは隣家の方の物なので、私のように隣が空き家だからと言って勝手に壊せば後から揉める原因になります。
なので解体工事でフェンスも一緒に壊す場合は隣地境界線に掛かっていないかしっかりと確認した方が良いです!
学生時代の友人で不動産関係に勤めている友人曰く、隣地境界線のフェンスってすごく揉めることが多いんだそうです・・汗
もし境界杭がなくどっちのものかわからない場合は、土地家屋調査士に依頼をして境界杭を設置するか、隣家の方と話し合ってどちらの物か明確にしておく必要があります。
私の場合は隣の家が空き家だったので、ものすごーーーくめんどくさかったです。所有者の方と接触して、フェンスの解体の許可を得るために色々行動を起こしました汗
この事について書くと長くなってしまうので機会がありましたら記事にしていこうかと思っています。
見積もり書の内訳をチェックする
私が実際に契約した解体業者が送ってくれた見積もり書です。


このように何がいくらでと詳しく載っているかチェックしてください。
詳細があれば他者と比較することも可能ですが、ない場合はそれができませんし、なんの工事をしているか不透明で信用できないからです。
6社程見積もりを取ったので、本当に業者によって見積もりの詳細は様々でしたね。なのでできるだけ細かく内訳を載せている業者は信頼できると思います!
ちなみに、私の場合、見積りでは200万、実際に払った金額も200万と金額は変わらなかったです。
後から浄化槽が出てきたり、アスベストを使っていると別に上乗せで費用がかかる可能性があります!
まとめ
解体業者って選ぶのにすごく悩ましいところですよね。なかなか労力のいる作業だとは思うんですが、業者選択を間違えると本当に後悔する事にもなりかねませんので、今回の記事で解体工事を考えている方の手助けに少しでもなれれば幸いです。以上となります。最後まで見て頂きありがとうございました。